2024.03.07
銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」（東京都中央区、運営：一般財団法人高知県地産外商公社）は2024年3月1日、「高知のご馳走でローリングストック」と題した特設コーナーを設置した。

同特設コーナーでは、同県産食材などを使用した食品の中から、家庭でも長期に渡って備蓄できる缶詰やレトルト食品など約10アイテムを販売。
南海トラフ地震が発生した場合、海岸部で最大34.4mの津波が想定されている同県では、その被害を最小限にとどめるため、行政だけでなく一般企業や住民を含め、地域社会全体が一体となって防災
・減災対策に取り組んでおり、その取り組みの一つが、備蓄品の開発・製造だとしている。

特に2014年に黒潮町が設立した「黒潮町缶詰製作所」は、想定津波の恐怖から住民が町を離れそうになる中、防災を産業にして地震に立ち向かう事業として、ブリ・カツオ・鶏肉など同県の特産品を
、天日塩やサトウキビといった地元の調味料で仕上げた「ごちそう缶詰」を製造。
被災時だけでなく、日頃から食卓で楽しんでもらうため、ホームページでは缶詰を使用したアレンジ料理レシピも公開しているという。
また、これらの商品の最大の特徴は「7大アレルゲン不使用」であること。
東日本大震災の被災地で、アレルギーを持った人々の窮状を知り、その思いに辿り着いたとしている。

なお、同特設コーナーでは、缶詰以外にも、辛味を抑えた「土佐あかうしカレー」や、豆腐を乾燥させた「豆腐ジャーキー」、高知県産「西山金時」のパウダーで甘みをもたせた「缶詰サプリパン」なども販売。
さらに、同特設コーナーの商品の売上の一部は、能登半島地震の義援金として寄付するという。

高知県アンテナショップ「まるごと高知」の所在地は東京都中央区銀座1-3-13 オーブプレミア、最寄り駅はJR山手線・京浜東北線「有楽町」駅、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅。