2024.1.26
日帰り温泉「箱根小涌園 元湯 森の湯」（神奈川県箱根町、松山元信支配人）は、JAふじ伊豆（静岡県沼津市、鈴木正三組合長）協力のもと、2024年2月1日～29日の期間、廃棄対象の箱根西麓野菜「三島大根」を有効活用した「三島大根の湯」を開催する。

「三島大根」は、ブランド野菜「箱根西麓三島野菜」の代表格として知られ、古くは江戸時代から漬物の沢庵用に生産されてきた伝統的な品種。
沢庵加工の際、数万本もの大根が一斉にやぐらに干される「大根干し」は、富士山と相まって冬の三島の風物詩になっているという。

「三島大根」が沢庵として使用されるのは、まっすぐに形が整い肌が美しい大根のみ。
土質で二股わかれになってしまったものや、成長しすぎて日焼けしてしまったものは、規格外品として廃棄されてしまうため、同施設では今回、JAふじ伊豆協力のもと、廃棄対象になってしまった大根を一風変わった温泉として有効活用する。

湯面には、約60cm程の三島大根がありのままの姿で浮かび、「温泉に大根？」と二度見してしまうユニークさと、目を疑う光景を楽しめるとしている。
湯の効能としても、大根の葉には塩化物や硫化イオンなどが含まれ
、入浴効果や保温効果が向上し、全身の血行促進や冷え性改善など、冬に嬉しい効果が期待されるという。
さらに、館内には三島大根の魅力を学べる特設コーナーや、ミニチュア「干し大根のミニやぐら」の展示コーナーなども開設する。

「三島大根の湯」の開催期間は2024年2月1日～29日。
開催時間は11時～20時（最終入場19時30分）。
入浴場所は「箱根小涌園 元湯 森の湯」露天エリア陶器風呂。
展示コーナーは「箱根小涌園 元湯 森の湯」売店。
入場料は大人（中学生以上）1,500円、こども（3歳～小学生）
1,000円。