【ニュース】 福知山市、同市になじみ深い「鬼」について子どもたちに親しんでもらうため、オリジナル絵本「節分で追い出された鬼はどこへ行く?」を完成 京都府福知山市

2024.01.23
福知山市(大橋一夫市長)はこのほど、同市になじみ深い「鬼」について同市内外の子どもたちに親しんでもらうため、約半年をかけて制作したオリジナル絵本「節分で追い出された鬼はどこへ行く?
」を完成した。

同市は、鬼もヒトも楽しみながらまちを盛り上げていく、「オニバーサル」なまちを目指すプロジェクト「ONIversal city project」を実施しており、同取り組みもその一環。
同市公式YouTubeで読み聞かせ動画も公開した(読み手は舞台役者の宇都恵利花さん)。

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同作品は、「妖怪博士ちゃん」としてテレビ番組などにも出演し妖怪探究家として活躍するほか、これまで7冊もの妖怪本を執筆する中学3年生の関本創(せきもとあらた)さんが同プロジェクトのコンセプトに共感し、描き下ろしたもの。

絵本の舞台となっている同市には、元々鬼を親しむ文化が深く根付いており、節分では「鬼は内」の掛け声で豆まきを行う地域もあり、「鬼のまち福知山」として、これまでも「節分で追われる鬼たちよ、集まれ!」と全国の鬼たちに向けて発信してきたという。

同作品では、季節行事として親しまれる節分の豆まきを題材としつつ、「鬼は外」の掛け声とともに各家庭から追い出された鬼たちはその後どうしているのか? 同市の大江山に集まる鬼たちの、知られざる想いやユーモア溢れる掛け合いと、節分の豆まきがもつ意味を、関本さんがかわいいイラストとともに優しく描いたとしている。

絵本「節分で追い出された鬼はどこへ行く?」の文・絵は関本創氏(株式会社想いを創る)。
監修は世界鬼学会・八木透会長(佛教大学歴史学部教授)。
発行は京都府福知山市。
仕様はB5判・24頁。
2024年2月初旬より福知山市立図書館・市内小学校で貸出、順次全国の図書館に寄贈。
パネル展は2024年1月30日~2月18日に福知山市立図書館中央館ティーンズコーナーで実施。