【ニュース】 住友林業、開設30周年を記念し文化施設「フォレスターハウス」をリニューアル、新たな森林文化の発信拠点へ 愛媛県新居浜市

2023.10.23
住友林業株式会社(東京都千代田区、光吉敏郎社長)は、同社が管理・運営する文化施設「フォレスターハウス」(愛媛県新居浜市)の開設30周年を記念し、同施設をリニューアルした。

同施設は、第二代住友総理事・伊庭貞剛が実施した大造林計画100周年を記念し、1993年に造林用の苗畑があった「住友の植林事業ゆかりの地」に開設した施設。
同社グループのサステナビリティ活動のシンボル的な存在となっており、自然環境と調和しながら森林再生を繰り返す「保続林業」など、森林文化を発信する基地として、一般の人にも多く利用されているという。
今回のリニューアルでは、新たな展示手法を通じ、同社グループの事業活動を発信できる場所として整備。
さらに森林文化施設としての機能と魅力を高め、様々な「つながり」を意識した施設を目指し、リニューアルしたという。

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屋外の整備・リニューアルでは、敷地内遊歩道を整備。
その一部は、特定非営利活動法人森林セラピーソサエティが癒しの効果があると科学的に検証した遊歩道を認定する「森林セラピーロード®」として認定されている。
その他、炭焼き小屋を「木のアーチ広場」に改修し、ビオトープも新設した。

館内展示物のリニューアルでは、同社グループの歴史、経営理念の原点となる「大造林計画」をデジタルサイネージによる映像コンテンツで紹介。
時代と共に進化を続けている林業施業を体験できるVRコンテンツも導入したという。

内装は2019年5月に同社グループとなった株式会社エイムクリエイツ(東京都中野区、伊藤優子社長)が担当、外壁には住友林業オリジナルの水性シリコン系木材保護塗料(S-100)を使用し、施工は住友林業ホームテック株式会社(東京都千代田区、島原卓視社長)が担当した。
その他、屋外遊歩道やビオトープの整備は住友林業緑化株式会社(東京都中野区、神谷豊社長)が担当、木製の館内案内図や展示品は特例子会社スミリンウッドピース株式会社(愛媛県新居浜市、峰元博史社長)が制作したほか、住友林業筑波研究所の研究成果を活かした「森と木の効能」が体験できるコーナーも設置したという。

「フォレスターハウス」の所在地は愛媛県新居浜市別子山乙555
‐70。
開館時期は3月~11月(12月~2月は冬季休暇)。
営業時間は10時~16時、月・火曜日定休。