【ニュース】 JR西日本と竹原市、JR「竹原」駅のトイレ改修と、地域住民が参加するワークショップを開催 広島県竹原市

2023.10.16
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、長谷川一明社長)と竹原市(今榮敏彦市長)は、JR呉線「竹原」駅(広島県竹原市)のトイレ改修と、地域住民が参加するワークショップを開催する。

同市の「竹原駅前エリアブランディングプロジェクト」は、中国経済産業局の「令和4年度中国地域エリアブランディング実証事業」に採択されており、昨年度、同駅前エリアで地域住民を中心としたワークショップを開催し、「わたしの“まち”を楽しむ駅」というコンセプトを策定。
今年度は同コンセプトに定めた「地域が自分たちでできること」にJR西日本も協力、実現に向けて取組んでおり、今回の同取り組みもその一環として実施する。

同駅のトイレは、エリアブランディング事業のワークショップや子育て世代向けのアンケートでも「綺麗にして欲しい」との要望があり、コンセプトにも「トイレ魅力化プロジェクト」を取組みの一つとして定めたところ、同市の協力もあり、今年度リニューアルを実施することが決定したという。

同駅トイレのリニューアルでは、洋式化(温水洗浄便座)、トイレブース拡張、内装改修などを行う。
供用開始日は2023年11月3日。

ワークショップ「みんなで作る竹原駅の新トイレ」では、新しくなるトイレを同市の人々に愛着を持って利用してもらうため、同市の特産品となっている松本煉瓦株式会社(広島県竹原市、松本好眞代表)のレンガタイルを外壁に貼り付けるワークショップを同市の事業として実施する。
第1回目(レンガタイルに名前等をスタンプで押捺)は2023年9月23日に実施済、第2回(同駅トイレの外壁にレンガタイルを貼り付け)は2023年10月21日に実施する予定。

なお、同エリアブランディング事業では、社会福祉法人的場会(広島県竹原市、中川康子理事長)がコミュニティカフェ「Mio Cafe Takehara」を同駅前商店街で2023年10月9日にオープン。
2023年2月の実証事業で実施した参加型マップ「竹原 to Go」についても、デジタル化に向けたワークショップを2023年秋以降に開催する。
さらに、JR西日本が提供する北陸・せとうち観光ナビ「tabiwa
by WESTER」を使用した「商店街と町並み保存地区を巡るデジタルまち歩きラリー」も2023年11月30日まで開催中だという。