【ニュース】 JR東日本スタートアップ・東急・小田急電鉄・西武ホールディングスの4社、鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS」を発足、スタートアップ企業と共に「未来の当たり前」を創造 東京都港区

2023.09.22
JR東日本傘下でベンチャーへの出資・協業を推進するJR東日本スタートアップ株式会社(東京都港区、柴田裕社長)、東急株式会社(東京都渋谷区、堀江正博社長)、小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、星野晃司社長)、株式会社西武ホールディングス(東京都豊島区、西山隆一郎社長)は2023年9月21日、スタートアップ企業の先進的な技術や課題解決のアイディアを社会実装まで昇華させることを目的とした鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS(ジェイトス)」を発足した。

同コンソーシアムは、スタートアップ企業を取り巻く社会実装に向けた様々な障壁を乗り越えるため、各社が有する駅や鉄道、不動産などの経営資源、グループ事業での情報資源を掛け合わせた広大な実証実験フィールドを提供し、スタートアップ企業と共に「未来の当たり前」を創造。
今年度は、複数回の実証実験を予定しており、第1弾の共創スタートアップでは、生物多様性ビッグデータから自然環境保全に取り組む株式会社バイオーム(京都市下京区、藤木庄五郎代表)とネイチャーポジティブな社会の実現を目指すとしている。

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4社はこれまで、多様な形でスタートアップ企業と連携してきたが、1社では解決できない様々な障壁に気付いたという。
今回、4社の新規事業担当が連携することで、スタートアップ企業の想いを世に問う力をより大きくし、スピード感を持ち合わせながら「未来の当たり前」に向かって社会実装を促していくとしている。

なお同コンソーシアムでは、新たなスタートアップ企業を募集する。
募集期間は2023年9月21日より通年。
募集対象は、既に自社の製品・サービスまたはプロトタイプを有する企業。
応募条件は、「未来の当たり前」に挑戦するアイディアであること、提案内容が新規性を備えていること、同コンソーシアム参画企業のリソース・アセットを活用すること、応募者や同コンソーシアム参画企業にとって新たな事業展開に繋がる取組みであること。
募集するプランは、公序良俗に反しない内容で、応募にかかる費用は応募者負担、原則として特許権などの知的所有権は応募者に帰属する。
エントリーにあたっては応募者自身の責任で必要な権利保護などの手続きを行うこととし、プラン概要は一般公開する予定(一般公開しても差支えない範囲で応募)。
詳細は公式サイトを要参照。