【ニュース】 西武鉄道など、今年度の「江古田キャンバスプロジェクト」を始動、2023年度のコンセプトは「立ち泊まりたくなるまち。江古田」 東京都練馬区

2023.09.13
西武鉄道株式会社(埼玉県所沢市、小川周一郎社長)は、同社が展開する「江古田キャンバスプロジェクト」で、今年度の取り組みを開始した。

同プロジェクトは、同社が日本大学芸術学部(東京都練馬区、川上央学部長)、武蔵大学(東京都練馬区、高橋徳行学長)、武蔵野音楽大学(東京都練馬区、福井直昭学長)と連携し、展開しているもので、アートの街として知られる江古田のまち全体を1つのキャンバスに見立て、音楽やアート、カルチャーなど自由な発想・表現で彩り、人と人、人とまちをつないでいくことを目的に2019年8月に開始。
今年度は、武蔵大学の学生がゼミの授業の一環として、3大学の卒業生の江古田エリア定住率向上というテーマの下、企画立案を行った。

2023年度のコンセプトは「立ち泊まりたくなるまち。江古田」。
学校と駅・自宅の往復のみで生活が完結する学生が多いため、江古田の街の回遊性が低いという課題に着目し、視覚的・聴覚的に江古田の街を記憶に残すことで、定住率向上を目指すとしている。

江古田の魅力を再発見する宿泊体験(視覚的)では、武蔵大学の学生が、江古田エリアと石神井公園や練馬など西武線沿線でのフィールドワークを通じて江古田の魅力を再発見、「身も知も心も深める時間を 修行×修業の旅」「陶芸とパン屋巡り。ちょっと猫」など6つの宿泊体験コースを作成した。
3大学の学生計12名が実際にコースをまわり、江古田のリアルな魅力を体験する。
2023年10月下旬から11月にかけて、体験の様子やコース紹介を発信するクリエイティブを学生が作成、SNSや駅貼りポスター、車内中づりなどで情報発信する予定だという。

江古田に親しみを持ってもらう駅ナカBGM(聴覚的)では、武蔵野音楽大学の学生が江古田エリアをイメージした楽曲を制作。
2023年9月13日より、「椎名町」「東長崎」「江古田」の3駅で駅ナカBGMとして一部時間帯で放送する。
また、商店街など江古田エリアのまちナカでも放送予定、江古田エリアへの愛着をさらに醸成するという。