【ニュース】 南阿蘇鉄道など4社、阿蘇や南阿蘇地域を一日中公共交通で周遊できるMaaSきっぷを7月15日に発売、熊本県観光連盟の「熊本型観光MaaS」実証事業 熊本県高森町

2023.07.07
南阿蘇鉄道株式会社(熊本県高森町、草村大成社長)・九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、古宮洋二社長)・九州産交バス株式会社(熊本市西区、岩﨑司晃社長)・産交バス株式会社(熊本市西区、小栁亮社長)の4社は、公益社団法人熊本県観光連盟(熊本市中央区、森敬輔会長)が実施する「熊本型観光MaaS」の実証事業として、阿蘇や南阿蘇地域を一日中、公共交通で周遊できるMaaSきっぷ「あそ旅のレールバス」「みなみあそ旅のレールバス」を、2023年7月15日に発売する。

南阿蘇鉄道は、2016年4月の熊本震災で甚大な被害を受け、一時は全線運休となったが、その後、「高森」駅~「中松」駅間(7.1km)で部分運転を再開。
不通区間だった「中松」駅~「立野」駅(10.6km)が2023年7月15日に開通、全線で運転を再開することから、今回、同取り組みを実施する。

同きっぷは、20代の女性を想定した、2〜3人旅に最適な周遊きっぷ。
阿蘇地域の観光名所へ美しい景色を楽しみながら移動でき、24時間有効なチケットのため、午後から翌午前までの利用も可能としている。
また、チケットのコンセプトは「お手軽感を重視」としており、予約不要でスマートフォンのデジタルチケットを提示するだけで複数の公共交通機関が乗り放題で利用可能。
さらに、2023年8月10日には、熊本市内への片道券もしくは往復券がセットになった、アクセス券を追加発売する予定だという。

「あそ旅のレールバス」の価格は2,900円(大人のみ)、対象エリアは阿蘇エリア+南阿蘇エリア。
「みなみあそ旅のレールバス」の価格は1,900円(大人のみ)、対象エリアは南阿蘇エリア。
チケット販売期間・チケット利用可能期間は2023年7月15日〜
2024年3月31日(期間限定)、熊本市内への片道アクセス券は8月10日に追加発売予定。
きっぷの有効期間は24時間(スマートフォンアプリ「my route」内で購入後、「利用開始」から24時間有効、駅窓口などでの販売は無し)。