【ニュース】 東京工芸大学工学部工学科の田村裕希研究室チーム、「団地のコミュニティベンチ―緑ヶ丘団地のオープン・ストリート構想―」が第20回「集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞」で最優秀賞を受賞 神奈川県厚木市

2023.06.26
東京工芸大学(東京都中野区、吉野弘章学長)工学部工学科の田村裕希研究室チームは、同チームによる作品「団地のコミュニティベンチ―緑ヶ丘団地のオープン・ストリート構想―」が、第20回「集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞」(主催:ー般社団法人団地再生支援協会)で、最優秀賞を受賞した。

同受賞作品は、厚木市緑ヶ丘エリアの活性化プロジェクト「ミドラボ」の一環として、2022年度コニカミノルタ科学技術振興財団研究奨励金の助成を受け、制作したもの。
「ミドラボ」は、同大学と神奈川県住宅供給公社(横浜市中区、桐谷次郎理事長)が2018年1月に締結した連携協定に基づく厚木市緑ヶ丘エリアの活性化プロジェクト。
約60年前につくられた団地をフィールドに、同大学の工・芸両学部の学生・教員がコラボレーションしながら、建築・ランドスケープの設計提案や、健康で快適なウェルネス住宅の実証実験、マンガ・映像を使用した地域のメディア制作、団地で暮らす学生らによる交流の場づくりなどを行い、多世代に開かれた、地域の新しい魅力づくりを目指しているという。

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「集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞」は、「集合住宅・団地・地域の再生に向けた提案と実践」をテーマにした、実在する集合住宅・団地・地域の再生を課題とする作品・活動の中で、空間・コミュニティ・技術などの面で特に優れたものを最優秀賞として表彰するもの。

今回、最優秀賞を受賞した同チームでは、フェンスで閉ざされた団地のオープンスペースを少しずつ開きながら新しい生活の風景を生み出す「オープンストリート」構想の実践として、団地のオープンスペースにコミュニティベンチを制作したという。