【ニュース】 積水ハウス建設グループ、2025年4月入社までの高校卒業予定者を中心とした「住宅技能工」の採用を大幅増、職長クラスの待遇も大幅に改善 大阪府大阪市

2023.05.30
積水ハウス株式会社(大阪市北区、仲井嘉浩社長)傘下の積水ハウス建設グループは、2025年4月入社までの高校卒業予定者を中心とした「住宅技能工」の採用計画を新たに取りまとめた。

2024年4月入社では今期の2.4倍にあたる年間95名、2025年4月入社では3.4倍にあたる年間133名の採用と、大幅な採用増員を計画。
さらに、チーフクラフター(職長クラス)の待遇を大幅に改善するほか、新たな人事評価制度を導入するなど、育成と採用を大幅に強化し、職方として働く魅力を向上させ、全国的な採用増加で地方の雇用を創出するとしている。

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採用を大幅に増やす背景には、建設現場での職方の高齢化や、若年就業者の減少の加速に加え、年間時間外労働の上限の制限が2024年4月1日から適用される「2024年問題」がある一方、国内の底堅い住宅需要への対応と、高い耐震性・断熱性を備えた良質な住宅ストックの形成に向けた担い手の創出が強く求められているためだという。

新人事制度では、「住宅技能工」の名称を「クラフター」とし、新評価制度による客観的評価も導入。
スキル・マトリックスによる多能工人財の評価・育成を行う。
待遇も大幅に改善、2023年4月からは初任給を月収・年収ベースで最大11%アップするほか、チーフクラフター(職長)では、30代で年収約900万円(最大約1.8倍)となるケースもあるという。

さらに、全国3か所の教育訓練センター・訓練校で基本から応用まで教育し、多能工育成を強化するほか、完全週休2日制・年間休日120日・男性育休取得率100%の継続を実施、クラフター全員が着用する統一ユニフォームも新たに制作するとしている。