【ニュース】 JR東日本とジェイアール東日本物流、列車荷物輸送サービス「はこビュン」による多量輸送のトライアルを実施、東北新幹線の3両を使用し600箱程度を輸送 青森県青森市

2023.05.18
東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、深澤祐二社長)と株式会社ジェイアール東日本物流(東京都墨田区、野口忍社長)は、新幹線を活用した高速・多量荷物輸送により、「物流の2024年問題」「CO2排出量削減」「地方創生」等、社会的課題の解決を目的とした列車荷物輸送サービス「はこビュン」による多量輸送のトライアルを実施する。

今回は、初めての取り組みとして、新幹線車両基地(盛岡新幹線車両センター青森派出所、青森県青森市)から荷物の積み込みを行い、加えてAGV(無人搬送車)や客室輸送専用台車等も使用、今後の実用化に向けた課題の抽出を行う。

同輸送では、2021年10月の「はこビュン」のサービス開始以来、最大規模の荷量を新幹線3両を使用して積み込みを行い、今後は新幹線による多量輸送の定期化により、地方の魅力を首都圏の巨大マーケットと繋ぐことで新たな価値を創造できるよう、トライアルを継続的に実施するという。

検証項目のうち、「新幹線車両基地、大宮駅ホーム・屋上駐車場での荷扱い(荷物搬出入、積み下ろし、荷捌き)の検証」では、車両基地を使用することで、従来の駅ホームでの作業に比べ、スペースと時間を確保することが可能となることから、大宮駅ではホーム上での積み下ろしを確認したうえで、従来よりスペースを確保できる屋上駐車場での荷捌き等のオペレーションを検証する。

「AGV(無人搬送車)の試用による荷扱い業務の生産性向上の検証」では、ライントレースを使用した台車を自動走行で牽引し、これまで人が行っていた搬送作業を代替、今回は車両基地で荷受け場所から新幹線車両前までの搬送に試用し、生産性等を検証する。

「客室輸送専用台車の試用による荷扱い業務の生産性向上の検証」では、従来使用していた台車にブレーキ定位機能や足踏み式ストッパーを付加し、新幹線の客室を使用した輸送の際、台車ごと荷物の積み込み・積み下ろしが可能となることから、今回は主に新幹線客室への積み下ろし等で試用し、生産性等を検証する。

トライアルの実施日は2023年6月16日。
輸送列車は臨時列車「はやぶさ72号」 新青森駅9時37分発~大宮駅12時30分着。
輸送区間は盛岡新幹線車両センター青森派出所~大宮駅(停車駅は新青森駅・盛岡駅・仙台駅)。
荷物搭載は6~8号車(3両)、1~5号車は旅客発売。
輸送商品は鮮魚、スイーツ、生花、電子部品等約600箱程度(一部商品は盛岡駅で積み込み)。