【ニュース】 双日と宮崎県、同県内の農業資源を活用した資源循環事業に関する連携協定書を締結 宮崎県宮崎市

2023.04.20
双日株式会社(東京都千代田区、藤本昌義社長)と宮崎県(河野俊嗣知事)はこのほど、同県内の農業資源(早生樹、ソルガムなど)を活用した資源循環事業に関する連携協定書を締結した。

両者は、G7宮崎農業大臣会合(2023年4月22日・23日)の開催を契機に、官民連携により農業資源を活用、同県内での地域循環型モデルの構築を目指し、実証を行う。

同社は2022年5月、早生樹事業の一環として、宮崎県川南町で、早生樹のハコヤナギの試験植林を開始。
2023年4月には、同県内で遊休農地や未利用期間の農地も活用、ハコヤナギに加え、新たにソルガムの試験生産を開始する予定としている。
さらに、それらを原材料とするバイオマス燃料や家畜用飼料に加工、需要家に届けるといった資源循環に向けた実証に取り組む。
同協定の締結により、同県からは、農業資源の生産などに関する情報提供を受けるとともに、製品としての普及性などの評価でも連携する予定だという。

燃料や飼料などの生産資材は海外資源が多く、国内資源をさらに活用した持続可能な生産構造への転換が求められている中、同社は同県とともに、農業資源の新たな地域循環型モデル構築を目指し、同県の農業と関連産業の成長に寄与するとしている。