【ニュース】 双日と日本製紙、勇払バイオマス発電所で試運転を完了、営業運転を開始、輸入木質チップ・PKSに加え国内未利用材なども使用 北海道苫小牧市

2023.02.03
双日株式会社(東京都千代田区、藤本昌義社長)と日本製紙株式会社(東京都千代田区、野沢徹社長)が共同で設立したバイオマス発電事業会社「勇払ゆうふつエネルギーセンター合同会社」(北海道苫小牧市)は、2020年5月より建設を進めてきた国内最大級のバイオマス専焼設備(74.95MW)で試運転を完了、2023年2月2日より営業運転を開始した。

勇払エネルギーセンターが運営する勇払バイオマス発電所(北海道苫小牧市)は、主に海外から調達する発電用木質チップとPKS(パームヤシ殻)を燃料に使用するほか、北海道での未利用材(間伐材や林地残材等の未利用資源)を積極的に使用するとしている。

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双日は、再生可能エネルギー事業として、国内外では太陽光発電や風力発電の事業開発・運営を、林産資源事業ではベトナムなどで木質チップの生産や流通・販売を行っており、勇払エネルギーセンターでは、両分野を通じて培った知識・ノウハウを活かし、電力の安定供給と地域の発展に寄与するという。

「勇払バイオマス発電所」の所在地は北海道苫小牧市字勇払(日本製紙白老工場勇払内)。
使用燃料は木質チップ、PKS、国内未利用材。
発電出力は7万4,950kw(発電端)。
運転開始日は2023年2月2日。