【ニュース】 南海電気鉄道など、難波エリアで新たなオフィスビル「パークス サウス スクエア」を竣工、「グレーターなんば」の創造に向け新たな都市機能拡充 大阪府大阪市

2023.01.11
南海電気鉄道株式会社(大阪市浪速区、遠北光彦社長)・双日株式会社(東京都千代田区、藤本昌義社長)・株式会社日本政策投資銀行(東京都千代田区、地下誠二社長)は2023年1月10日、3社が共同で推し進めてきたオフィスビル「(仮称)難波中二丁目開発計画のうちB敷地計画」を竣工、正式名称を「パークス サウス スクエア」に決定した。

同建物のコンセプトは「つどい、いろどり、つながる新たなワークプレイス」。
また、なんばターミナルエリア(南海難波駅周辺)を、商業施設「なんばパークス」方面から更に南へ拡大、南海電気鉄道が掲げる「グレーターなんば」の創造に向け、新たな都市機能拡充の役割を担う。
現時点で、オフィスフロアに「日本金銭機械株式会社」が本社事務所を移転することや、「ディップ株式会社」の入居などが決定しているという。

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同建物では、執務空間に柱を設けず、「自由度の高い効率的なレイアウト」を実現可能。
基準階貸室面積が約290坪(最小分割約39坪)で、三面採光による「明るく開放的なオフィス空間」として利用できるとしている。

また、建物外周部の窓面にLow-Eガラスを実装、貸室内ゾーン空調制御システムなどを採用していることから、標準的なオフィスビルと比べ、一次エネルギー消費量の34%削減(BEI値0.66)を実現。
「DBJ Green Building 認証」で3つ星(2021プラン認証)を取得したほか、「CASBEE 大阪みらい」でもAクラスの評価を取得している。

合わせて、南海本線「難波」駅から同建物等へ繋がる歩行者ネットワークも整備。
既設のペデストリアンデッキと接続する同建物2階に店舗を誘致することで、なんばエリアの回遊性と界隈性の向上を目指す。

なお、同建物に入居するオフィスワーカーは、南海電鉄が展開するワーカーサポート施策「NANKAI NAMBA WORKERS」のサービスを利用可能。
鉄道事業や不動産事業、流通事業、サービス業など幅広く事業展開を行う南海グループならではの優待やサービスを提供するという。

「パークス サウス スクエア」の所在地は大阪市浪速区難波中2丁目11番18号。
敷地面積は2,505.78㎡、延床面積は1万9,683.10㎡、基準階面積は961.08㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上14階。
用途はオフィス(7階~14階)、店舗(2階)、駐車場(1階・3~6階)。
事業主はなんば開発特定目的会社。