【ニュース】 髙木ビルと宇陀市が包括連携協定を締結、髙木ビルのコワーキングスペースを核としたコミュニティづくりや企業との協業ノウハウを共有 奈良県宇陀市

2022.12.21
株式会社髙木ビル(東京都港区、髙木秀邦社長)と宇陀市(金剛一智市長)は包括連携協定を締結、2022年12月16日に同市役所で締結式を実施した。

同社と地方自治体による連携協定は今回が3例目。
首都圏でコワーキングスペースを核としたコミュニティづくりに取り組む同社のノウハウなどを同市に共有し、人とビジネスの交流を通じた地域活性化を目指す。

具体的な施策では、「奈良サテライトオフィスうだ」(奈良県宇陀市)を2023年度上半期に開設予定。
大阪や名古屋など都市部から企業や事業者を誘致し、関係人口の増加を目指す。
さらに、同市の支援施策を活用、新たな事業所開設や起業を促し、駅周辺の空き店舗対策や雇用の拡大など、地域活性化の基盤づくりを進める場所とする。
また、子育て・介護世代の就労希望者、市外からのワーケーションや短時間利用など、ワークスペースの利用を促進することで、新規事業創出にも注力するという。

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同社はこれまで、スタートアップ企業が成長する土壌としてのコミュニティづくりとなる「BIRTHプロジェクト」を展開してきた。
現在、IT・クリエイティブ・官民連携事業・教育・金融など様々な業種の人々が同プロジェクトを利用、会員数は116社(2022年12月現在、フリーランス含む)に達しており、同社と「BIRTH」会員、「BIRTH」会員同士のコラボレーションなども生まれているという。

同社は、今回の包括連携協定により、「奈良サテライトオフィスうだ」事業の活性化に向け、サテライトオフィスの開設と運営で同社の知見やノウハウを提供するほか、同社が培ってきたコミュニティづくりや企業との協業ノウハウの共有、「BIRTH」会員と同市との人材交流などを通じ、産業振興と地域経済の活性のきっかけにしてもらいたいとしている。
なお同取り組みは、「BIRTH」会員の株式会社官民連携事業研究所(大阪府四條畷市、鷲見英利社長)の仲介で実現した連携だという。