【ニュース】 岩手県北自動車、昨年度に続き、「久慈・八戸高速バス」と「久慈観光循環バス」の実証運行を8月6日より開始 岩手県久慈市

2022.08.04
岩手県北自動車株式会社(岩手県北バス、岩手県盛岡市、松本順社長)は、実証運行として、岩手県久慈市と青森県八戸市を繋ぐ「久慈・八戸高速バス」を2022年8月6日~2023年1月15日に運行、合わせて久慈市内の観光施設とJR・三陸鉄道「久慈」駅を結ぶ「久慈観光循環バス」を2022年8月6日~12月25日の土日祝日に運行する。

同実証運行は、昨年度に続き2度目となるもの。
今年度は、国の「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」からの補助金を活用、岩手県北バスが実施する。
次年度以降の本格運行に向け、データの収集やニーズの再調査を行う。

「久慈・八戸高速バス」は、2021年3月末の三陸沿岸道路の全線開通を機会に、交通の要衝・八戸市と久慈市を短時間で結ぶことにより、「生活交通」としての移動利便性の向上、また、今後回復が見込まれるインバウンドを含めた個人観光客の誘客を図るもの。
「久慈観光循環バス」は、移動手段が限られていた市内観光施設とJR・三陸鉄道「久慈」駅とを結び、車移動以外の交通手段を確保することで、個人観光客への対応を図り、北三陸エリア全体の観光の回遊性向上を図るとしている。

昨年の実証運行では、新型コロナ感染拡大により、不十分な調査結果となった一方、観光利用客とは別に「生活交通利用者」からの意見・要望が多く集まったという。
「高速性の維持」「通学・通院のためのバス停追加」「他の公共交通との共存」等の要望が多かったことから、今年度の実証運行ではこれらを踏まえ、ダイヤ・バス停等の改善変更を加えて「再調査」を行う。

「久慈・八戸高速バス」の運行区間は、久慈駅~市営旭ヶ丘営業所前~八戸中心街ターミナル~日赤入口~ 八戸駅間、1日4往復。
運行期間は2022年8月6日~2023年1月15日の164日間。

「久慈観光循環バス」の運行区間は、もぐらんぴあ~久慈駅~久慈琥珀博物館~新山根温泉べっぴんの湯間。
運行期間は2022年8月6日~12月25日の土日祝日の48日間。