【ニュース】 直方谷尾美術館など、土門拳記念館の特別協力により「土門拳記念館コレクション展」を7月17日~9月4日に開催 福岡県直方市

2022.06.24
直方谷尾美術館(福岡県直方市)は、公益財団法人さかた文化財団土門拳記念館(山形県酒田市)の特別協力により、「土門拳記念館コレクション展」を2022年7月17日~9月4日に開催する。
主催は第22回共同巡回展実行委員会・公益財団法人直方文化青少年協会・RKB毎日放送、共催は毎日新聞社。

同コレクション展は、日本の写真界を牽引してきた土門拳を紹介する共同巡回展の一環として開催するもの。
今回の共同巡回展は全国4カ所で開催し、写真界に大きな影響を与えたライフワーク「古寺巡礼」をはじめ、「風貌」「ヒロシマ」といった巡回館の地域性にあわせた作品を選定、直方谷尾美術館では「筑豊のこどもたち」に代表される作品群を含めた約120点の土門の代表作を展示する。

土門拳(1909~1990)は、激動の昭和を独特のカメラアイで切り撮り、日本の写真界に大きな足跡を残した写真家。
戦前・戦中・戦後・復興・高度成長と、日本社会全体が目まぐるしく変化していく中、強烈な個性とこだわりを持ち、一貫してそこに生きる日本人や現実社会を撮り続けてきた。
同時に、古寺や仏像などを大型カメラで見据え、独特の美意識で、連綿と続く日本人の心を追求。
発表された数多くの作品と土門拳の写真に対する考え方は、その時々の社会に大きな影響を与え、日本の写真文化の形成にも大きな役割を果たしてきたという。

会期中の関連イベントは、土門拳記念館学芸員・田中耕太郎氏による講演会(7月17日)、写真家・柴田ゆう子氏による「光と影を撮る会」(7月31日)、横浜美術館学芸員・大澤紗蓉子氏による講演会(8月7日)、写真家・四宮佑次氏によるワークショップ「カメラを持って街に出よう!」(8月20日)など。

直方谷尾美術館「土門拳記念館コレクション展」の開催期間は
2022年7月17日~9月4日。

「直方谷尾美術館」の所在地は福岡県直方市殿町10-35。交通は
JR・平成筑豊鉄道「直方」駅より徒歩10分。
開館時間は9時30分~17時30分(入館は17時まで、期間中の金・土曜日は19時まで開館・入館は18時30分まで)。
休館日は毎週月曜日(祝日の場合は開館)。
観覧料は一般1,000円・大高生500円・小中学生100円、一般前売800円、毎週土曜日は高校生以下無料など。