【ニュース】 日本工営など、自動運転バスを活用した実証実験を塩原温泉郷で5月21日~6月5日に実施 栃木県那須塩原市

2022.05.20
日本工営株式会社(東京都千代田区、新屋浩明社長)は、栃木県県土整備部交通政策課の「無人自動運転移動サービス実証検討調査業務委託」を受注、株式会社アークノハラ(東京都新宿区、岡本力社長)と連携し、2022年5月21日~6月5日の期間(火曜日・水曜日は運休)、自動運転バスを活用した実証実験を那須塩原市の塩原温泉郷で実施する。

同実証実験は、県内複数の地域で自動運転バスの実証実験を行い、2025年度に自動運転システムを導入した路線バスの本格運行を目指す「栃木県ABCプロジェクト」の一環で実施するもの。
グリーンスローモビリティ(低速で走る電気バス)と自動運転技術(自動運転レベル2)を活用し、観光客が塩原温泉郷を周遊できる新たな交通手段の導入可能性について検討するという。

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期間中は、環境配慮型グリーンスローモビリティ「eCOM-10」に、群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターが開発した自動運転システムを搭載した自動運転バスを1日8回、往復運行する。

日本工営は、これまでの自動運転移動サービスに係る実証実験運営等の実績を生かし、塩原温泉郷を周遊する自動運転バスの運行やそれに係る準備、効果検証を行う。
アークノハラは、自動運転バスが近づくと点灯・表示する「ICT
LED 電光掲示板」を提供する。
走行ルートに「ICT LED 電光掲示板」を設置し、見通しの悪いカーブでの安全対策に加え、観光施設「湯っ歩の里」での自動運転バスの接近状況案内に協力するとしている。

実証実験の実施日は2022年5月21日~6月5日(火曜日・水曜日は運休)。
運行時間は10時頃~17時頃(1日8往復程度)。
自動運転車両は「eCOM-10」(最高速度19km/h、乗客定員9名)。
走行ルートは塩原支所~塩原温泉バスターミナル~湯っ歩の里(片道約1.8km)。
実験への参加は、栃木県ABCプロジェクトのHPを要参照。