【ニュース】 枚方市駅周辺地区市街地再開発組合、京阪グループが区分所有する第3工区の施設デザインについて完成イメージを公表 大阪府枚方市

2022.05.17
枚方市駅周辺地区市街地再開発組合(大阪府枚方市、宮田明理事長)はこのほど、枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業(大阪府枚方市)のうち、京阪グループが区分所有する第3工区の施設デザインについて、完成イメージを公表した。

同事業には、京阪ホールディングス株式会社(大阪市中央区、石丸昌宏社長)・京阪電気鉄道株式会社(大阪市中央区、平川良浩社長)・京阪電鉄不動産株式会社(大阪市中央区、道本能久社長)が参画。
2022年1月より、第3工区の新築工事に着手している。

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枚方市駅周辺のまちづくりでは、産官学が連携したまちづくり団体「枚方HUB協議会」が、昨年度に引き続き2022年度も国土交通省の「官民連携まちなか再生推進事業」に採択され、現在、同再開発組合とともに「枚方市駅周辺まちづくりデザインガイドライン(仮称)」の策定を進めている。

今回公表した第3工区のデザインは、「枚方市駅周辺まちづくりデザインガイドライン(仮称)」の方針を基本としながら、枚方の歴史や自然をモチーフにした枚方らしさに基づいたデザインコードを作成し、地域の人々から親しまれる統一感のある意匠としている。

建物高層部は、地域資源となっている「七夕伝説ゆかりのまち」に基づき、星の煌めきをイメージしたスターダストで天野川の流れを表現。
建物頂部は、京街道と奈良・大和への磐船街道の分岐点「宗左の辻」の道標をデザインモチーフとした。
頂部ツインタワーのカットデザインは、見る方角の違いによって表情が変わることから、アフターコロナも見据えた、多様性を享受できる駅前再開発の象徴とする。
建物中低層部は、枚方市駅の都市空間から施設の賑わいへ、天野川の親水空間へと繋げていくループを表現するため、水平線や曲線によってリズムを生み出し、一体感や流れをもたらすファサードデザインの表情を持たせているという。

なお第3工区では、駅と一体となる商業・オフィス・ホテル・住宅等の機能を備えた枚方のランドマークとなる複合施設を建設、
2024年度の竣工を目指している。