【ニュース】 河岸ホテル、「仕事付きアトリエ住居」の入居者を募集、制作場所・資金の確保や京都移住を検討する若手作家に呼びかけ 京都府京都市

2022.05.10
株式会社めい(京都市下京区、扇澤友樹代表)は、同社が運営する河岸ホテル(KAGANHOTEL、京都市下京区)で、2022年上半期に入居を希望するアーティストと、新規スタッフの募集を実施する。
今回はそれぞれ併せての応募も可能。
制作場所・資金の確保や、京都移住を考えている若手作家へ広く応募を呼びかけるという。

河岸ホテルとは、京都を拠点に活動するアーティストやクリエイターが居住できる共同住居に、ホテル・ホステル・制作アトリエ・ギャラリー・飲食店を併設した複合施設。
若手アーティストが日常的に活躍できる環境づくりと、京都の新たなカルチャーの発信を目的としている。

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同社によると、大学等を卒業後、若手のアーティストがまず直面する問題は制作場所の確保だという。

今回は、同ホテル3階住居への入居者を募集。
家賃だけで居室+アトリエが利用可能なアトリエ付き住居メンバーに2枠を用意するほか、アーティスト以外やクリエイター業以外にも、アートに興味がある、京都へ移住を検討している人向けの一般入居枠も1枠用意する。
併せて、同ホテルで働くスタッフ募集も実施、入居と合わせて応募することも可能で、資金面と環境面の両面で基盤を作ることもできるという。

アトリエ付き住居メンバーには、地下の元野菜倉庫を利用した共同アトリエ&ストレージ空間で200号の絵画や2m幅までの立体作品などを制作し外に搬出できる経路を用意、24時間制作できる環境を整えた。
一般入居者枠では、作家以外の入居者を広く募り、募集定員を超えた場合には運営事務局で選考するとしている。

また、スタッフは、週のうち半分を勤務し活動資金を得つつ、もう半分で自身の制作に取り組むことが可能。
作家活動の基盤を固めたいという人向けの勤務体系だという。