【ニュース】 東急バス、プロローグと連携し、路線バスを活用したパンの貨客混載事業を本格稼働 神奈川県横浜市

2022.04.19
東急バス株式会社(東京都目黒区、古川卓社長)は、路線バスを活用した貨客混載事業を本格稼働、第1弾として横浜市青葉区内を運行するバス路線で、沿線で製造された食品を販売店舗まで輸送するサービスを2022年4月1日より開始した。

同取り組みは、バス路線沿線でパンの製造販売を手掛ける有限会社プロローグ(横浜市保土ヶ谷区、山本敬三代表)と連携し、プロローグが運営する、常時250種類のパン製造販売を行う店舗「パンステージ プロローグ」で製造したパンを、路線バス「た41系統(たまプラーザ駅〜虹が丘営業所)」の「保木」停留所からたまプラーザ駅まで輸送し、同駅近くの販売店舗「プロローグ パサージュ」で販売するもの。

同取り組みに先立ち、東急バスでは2021年12月16日~2022年3月31日の期間、同内容による実証実験を実施。
コロナ禍で利用が減少している路線バスの新たな収入源となったほか、店舗側でも輸送に伴う人員・時間の節減に加え、製品輸送中の事故等のリスク低減に繋がるなど、双方に利点がみられ、結果として地域経済の活性化にも貢献できると考えられることから、今回、事業拡大を見据え、本格稼働することになったという。

東急バスでは、引き続き貨客混載事業の本格化に取り組み、新たな収入源の確保により、路線バスの生産性向上を図るとともに、環境負荷低減に向けた取り組みの一環として、総交通量削減による二酸化炭素排出量削減を目指し、サステナブルな社会づくりに貢献するとしている。