【ニュース】 近鉄バスと福山通運など、大阪~仙台間の夜行高速バス「フォレスト号」を使用した貨客混載事業を12月7日より開始 宮城県仙台市

2021.12.03
近鉄バス株式会社(大阪府東大阪市、塩川耕士社長)・宮城交通株式会社(仙台市泉区、青沼正喜)・福山通運株式会社(広島県福山市、小丸成洋社長)・南東北福山通運株式会社(仙台市宮城野区、小林哲平社長)の4社は、近鉄バスと宮城交通が共同運行する大阪~仙台間の夜行高速バス「フォレスト号」を使用した貨客混載事業を2021年12月7日より開始する。

同事業は、近鉄バスと宮城交通が「フォレスト号」車体下部の荷物スペースに荷物を積載して大阪・仙台のバス車庫まで輸送し、車庫から福山通運と南東北福山通運が当日中に配達先まで荷物を届けるというもの。
主な顧客ターゲットには、工業製品、部品、商品(日用品、衣料品)等を配送する事業者を想定しているという。

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今回の同事業は、既存の高速バスの空きスペースを有効利用した運送サービスのため、新たな投資を行うことなく、旅客と貨物の相乗りにより、輸送の効率化が図れるなど、様々な効果が期待できるとしている。

近鉄バスと宮城交通は空きスペースの有効活用で新たな収益を確保できるほか、福山通運と南東北福山通運は配送時間の短縮による新規顧客開拓やドライバー不足の解消、利用客は大阪~仙台間の配送時間短縮といったメリットがあるほか、CO2排出量削減の環境対策にも寄与するという。

事業エリアは大阪~仙台間相互。
事業実施日は毎週月曜日~木曜日の積載(祝日を除く、到着は毎週火曜日~金曜日の朝)。
事業開始日は2021年12月7日(大阪発・仙台発とも同日より開始)。