【ニュース】 元銭湯の「藝術喫茶清水温泉」、貸し切りゲストハウスを併設した「宿泊型銭湯カフェ」の実現を目指し、クラウドファンディングで工事費を募るプロジェクトを開始 香川県多度津町
2021.11.12
合同会社ふくぞう(香川県多度津町、日高明道代表)が運営する元銭湯の「藝術喫茶清水温泉」(香川県多度津町)はこのほど、貸し切りゲストハウス「空と家」を併設した「宿泊型銭湯カフェ」の実現を目指し、クラウドファンディングで工事費を募るプロジェクト(READYFOR)を立ち上げた。
今回クラウドファンディングで実施する同プロジェクトでは、履行のために旅館業法の簡易宿所営業許可が必要となる。
現在、行政協議を進めており、同プロジェクト実施の2022年2月
20日までには、旅館業法の営業許可の取得を行う予定。
リターンは、琴平町の老舗染物屋「染匠 吉野屋」四代目・大野篤彦氏と画家ヒダカナオトのコラボによる返礼品の品々を中心に、讃岐のり染めアイテム以外にも、プロジェクト完了後に使用可能な「お試し入浴券」と「お試し宿泊招待券」(共にヒダカナオトによるデザイン)を用意。
「藝術喫茶清水温泉」は、大正末期に創業し、平成初めに廃業した元銭湯「清水温泉」を4年ほど前に改修、銭湯遺産を先の未来へ繋ごうと、2018年5月26日よりアートカフェとして営業しているもの。
古き良き町の銭湯の姿を復活させた店内は、壁画をはじめとする画家ヒダカナオトの作品と融合した空間が広がっているという。
時短営業等、徹底した新型コロナ感染拡大防止対策に努めながら営業を進めてきたが、来店客数の激減が響き、売り上げはコロナ禍以前と比べ約40%減の状態が続いている。
今年7月からは、老朽化する建屋の緊急工事を支援により実施しているが、当時銭湯を経営していた家族の家屋(銭湯敷地内)の老朽化問題に直面し、今回、現状を打破するため、当代家主や古民家改修事業専門家に相談した結果、家屋部分を改修し、趣あるお風呂場のあるゲストハウス併設計画を進める事にしたという。
クラウドファンディングの支援募集金額は200万円。
募集実施期間は2021年11月1日~2021年12月20日。
プロジェクト責任者は藝術喫茶清水温泉。
施設のオープン完了予定日は2022年2月20日。
建築・改修場所は香川県仲多度郡多度津町本通1丁目7番8号。
建築・改修後の用途は「藝術喫茶清水温泉」にゲストハウスを併設。