【ニュース】 福田造園土木、分譲マンション向けに「ベランダガーデン」を提案する新規事業を開始、コロナ禍での「巣ごもり需要」に対応 愛知県豊田市
2021.11.05
造園・エクステリア工事などを手掛ける福田造園土木株式会社(愛知県豊田市、福田功二代表)はこのほど、分譲マンション向けに「ベランダガーデン」を提案する新規事業を開始した。
既存のエクステリア事業は戸建て住宅が対象だったが、同事業は「分譲マンション」をターゲットとしたもの。
マンション比率が高い「名古屋」を中心に東海4県からスタートし、ステップ2では東京を中心に首都圏へと展開、ステップ3では他の政令指定都市を中心に日本全国に商圏を広げるという。
近年、コロナ禍での「巣ごもり需要」の高まりに伴い、ベランダやウッドデッキへの関心が高まる中、今まで庭で過ごすニーズはあくまでも戸建てが中心で、メンテナンスが少ない人工木デッキも戸建て中心の商品だったという。
一方、分譲マンションでは、「部屋の養生に気を遣わなければならない」「施主と職人がコミュニケーションをとる時間が長いため不安」「マンションの施工面積が狭く単価が低そうな上、手間が多い」「駐車スペースを確保するのに苦労しそう」「マンション規約を読み込むことが面倒」といった理由などから、分譲マンションに特化した造園・エクステリア工事事業者は少なかった。
一方、同事業は、事前に測量した図面をもとに、自社工場で加工した商品を現地に納品する形態となるため、専門知識や技能を必要とする「職人」は必要無く、戸建てに比べ、特殊な場合を除いてベランダ形状にばらつきが少ないことも最大の利点だという。
メイン商品は、ベランダの形状に合わせたオーダーメイド型ウッドデッキユニットとウッドシェルフとする。
また、現状は対面での接客営業だが、オンライン上で顧客自らが測量できる仕組みを構築するため、現地調査にかける人員も営業も必要無く、省人化しながら全国へ商圏を拡大できるとしている。