【ニュース】 なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会など、なんば駅前広場と周辺で道路空間再編の為、歩行者空間拡大の社会実験を11月23日~12月2日に実施 大阪府大阪市
2021.11.04
南海電気鉄道株式会社(大阪市中央区、遠北光彦社長)が参画し、町会・商店街・企業27団体で構成する「なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会(2011年設立)」は、大阪市(松井一郎市長)とともに、2021年11月23日~12月2日の期間、なんば駅前広場とその周辺で道路空間再編(歩行者空間拡大)の社会実験を実施する。
ミナミエリアでは、官民合同で2017年3月にとりまとめた「なんば駅周辺道路空間の再編に係る基本計画」に基づき、車中心の空間から人中心の空間の実現に向け、同エリアの玄関口となっている南海本線「なんば」駅前の道路空間の再編に向けた検討を官民連携で進めており、今回の同社会実験もその一環。
具体的には、大阪市が「交通荷捌きの運用や安全性の検証」を実施(南海電気鉄道が交通荷捌きの運用や安全性の検証で設計・施工と事務局業務を担当)し、同協議会から委任を受けた「なんば広場マネジメント法人設立準備委員会(代表:南海電気鉄道)」が「歩行者空間の利活用に関する検証」を実施する。
道路空間再編(歩行者空間拡大)の社会実験実施期間は2021年11月23日~12月2日。
実施場所は、交通荷捌きの運用や安全性の検証がなんば駅前広場と周辺道路、歩行者空間の利活用に関する検証がなんば駅前広場。
交通荷捌きの運用や安全性の検証では、車両交通と荷捌きへの影響や安全性の検証を目的に、御堂筋からなんさん南北通りへの流入部の交通導線を一時的に遮断し、なんさん通りには蔵前通り(難波中2交差点)から通行可能な車両を限定して進入させるようにするなど、歩行者のための空間再編に向けた社会実験を実施する。
歩行者空間の利活用に関する検証では、交通荷捌きの運用や安全性の検証の社会実験によって広がった道路空間で、日常の憩いの空間のあり方を検証。
歩行者通行動線と滞在空間を分け、滞在空間にはテントやベンチなどを設置するほか、夜間はLED照明で周囲を照らすなどして、憩い空間としてのあり方を検証する。
また、滞在空間内の植栽を撤去することで、なんば駅前広場の将来形に近い形での一体感、なんさん通りの歩行者空間に向けた連続性の創出を図るという。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から集客型のイベントなどは実施しない。
実施日時は2021年11月23日~12月1日の8時~20時(初日のみ
11時~20時、12月2日は設備撤去作業)。