【ニュース】 吉野製材工業協同組合、手刻み同好会と連携し、吉野材の魅力や伝統建築の技術に触れるイベントを2021年11月6日・7日に開催 奈良県吉野町

2021.10.14
吉野材流通量の約3分の1を取り扱う吉野製材工業協同組合(奈良県吉野町、中西利彦理事長)は、大工技術の継承と価値の再定義を目指す手刻み同好会(野池政宏代表)と協力連携し、吉野材の魅力や伝統建築の技術に触れるイベント「HUT to Tekizami 2021 in吉野」を2021年11月6日・7日に開催する。

造林の歴史としては日本最古とされる奈良県の吉野林業。
生産されるスギやヒノキは「吉野材」と呼ばれ、良質な木材として名を馳せてきたが、日本家屋の減少などにより価格が下落、作業員や山守の高齢化で山の荒廃も進み、吉野林業や木材生産はその維持が厳しくなっているのが現状だという。

イベント名にあるHutとは、「必要最小限の小さな小屋」のこと。
当日は、吉野材を使用した手刻み小屋の建て方実演の他、吉野材ツアーや墨付け・カンナ削りなど大工の技術を間近で見て体験できる場を設ける。
また有識者をゲストに、これからの手刻み建築について考えるトークライブも展開。
吉野材の特徴となっている強度や耐久性、美しさを存分に活かす大工の伝統技術「手刻み」を披露、当日の様子はSNS等でライブ配信も実施する予定だという。

「HUT to Tekizami 2021 in吉野」の開催日は2021年11月6日・7日。
メイン会場・総合受付は吉野製材工業協同組合敷地内(奈良県吉野郡吉野町丹治11番地)。
コンテンツごとに開催時間・場所などが異なる。