【ニュース】 JR西日本・JR九州・佐川急便、山陽・九州新幹線で貨客混載輸送の事業化に向けた検討を開始、実証実験を予定 大阪府大阪市

2021.09.27
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、長谷川一明社長)・九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、青柳俊彦社長)・佐川急便株式会社(京都市南区、本村正秀社長)の3社は、受託した荷物を山陽・九州新幹線で運ぶ貨客混載輸送の事業化に向けた検討を開始した。
今後、実証実験等を行う予定。

定時性・速達性・ネットワーク性等の高さを活かした鉄道輸送により、新しい価値の創出を目指す。

検討中のスキームは、佐川急便の荷物を山陽・九州新幹線の車内販売準備スペースに設置し、輸送するというもの。
駅間輸送は、JR九州区間(鹿児島中央~博多)はJR九州グループが、JR西日本区間(博多~新大阪)はJR西日本グループが請け負う。
また、集荷先から駅まで、駅から配達先までの輸送は佐川急便が請け負うとしている。

なお、博多~鹿児島中央間の貨客混載輸送は、JR九州・佐川急便の2社で事業化済みとなっており、今後はJR 西日本・佐川急便で新大阪~博多間での事業化も検討する予定だという。