【ニュース】 ネクスト・モビリティ、塩尻市で昨年に引き続きAI活用型オンデマンドバスの実証運行を実施、今回は乗降拠点を増やし有償化 長野県塩尻市

2021.09.16
西日本鉄道株式会社(福岡市博多区、林田浩一社長)と三菱商事株式会社(東京都千代田区、垣内威彦社長)による共同出資会社のネクスト・モビリティ株式会社(福岡市博多区、田中昭彦社長)は、2021年10月1日~2022年3月31日の期間、塩尻市でAI活用型オンデマンドバス「のるーと」システムを利用した「のるーと塩尻」の実証運行を実施する。

「のるーと」は、乗客のリクエストに応じて適宜ルートを変えながら運行する交通サービス。
AIが利用データを蓄積・学習することで、待ち時間や乗車時間の短縮など、利便性向上につながることが特徴だという。
車両定員を10名以下にすることで、普通二種免許での運転を可能としている。

同市での実証運行は、2020年11月の実施に続き2度目。
前回の実証では、目標乗客数1,500名を大きく上回る2,410名の利用があったほか、利用者アンケートでは約8割の人が高い満足度を示すなど、高いサービス水準の提供を期待できる結果が得られたという。

今回の実証運行では、乗降拠点を前回から40箇所追加した111箇所に設定。
また、有償(運賃を収受)での運行とし、現在運行している地域振興バス「中心市街地循環線」からの代替を視野に入れながら、運行エリアでの「のるーと」システムの有効性を検証する。

実施主体は塩尻市・一般財団法人塩尻市振興公社、運行事業者はアルピコタクシー株式会社。
運行期間は2021年10月1日~2022年3月31日。
運行時間は平日7時~20時、土曜9時~20時、日祝9時~18時。
乗降拠点は111箇所、運行エリアは高出地区・桔梗ヶ原地区・大門地区の全域と広丘郷原・洗馬・塩尻東地区の一部。
車両・定員はワンボックスカー・8名。
運賃は大人200円、小児・障がい者100円、乳幼児無料。