【ニュース】 双日、100%出資のホテル事業会社を通じ、五島市でラグジュアリーホテルを2022年夏に開業、運営パートナーは温故知新 長崎県五島市

2021.09.13
双日株式会社(東京都千代田区、藤本昌義社長)は、五島市の福江島でラグジュアリーホテル事業に進出する。

同事業は、同社100%出資のホテル事業会社「双日五島開発株式会社」(東京都千代田区、池田尚真代表)が2021年3月ホテル建設を着工し、2022年夏に開業を予定しているもの。
運営パートナーは、ラグジュアリー系ホテル運営の株式会社温故知新(東京都新宿区、松山知樹代表)。

開業予定のラグジュアリーホテル「五島リトリート ray(レイ)」は、「祈りの島、光の宿」という同ホテルのキーコンセプトを反映させながら、温故知新が運営するホテルブランド「okcs(オックス)」の第一ブランドの「リトリート」と組み合わせたもの。
インテリアデザインには、数々の高級ホテルのインテリアデザインを手掛けた橋本夕紀夫氏を起用。
五島での最良の時間・空間を五感で楽しめるホスピタリティーとサービスを提供するという。

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五島列島は、九州の西端に位置し、福江島を始め大小あわせて152の島々で構成され、その自然景観は西海国立公園にも指定されている。
遣唐使を始め、中国・アジアとの長い交流の拠点としての歴史があり、また、禁教の中で200年余りにわたってキリシタンが信仰を守り続けた集落は「長崎と天草地方の潜伏キリシタンの関連遺産」として世界文化遺産に登録。
また、新鮮な海の幸やブランド牛、名物五島うどんまで、多彩な食の魅力でも知られているという。
また、多くの離島が人口減少という課題を抱える中にあって、五島市は地元関係者の様々な取り組みにより、2019年・2020年と2年連続して、人口の社会増(転入と転出の差によって生じる人口の増加)を達成している。

なお同社はこれまで、九州では長崎県松浦市鷹島町でマグロの養殖事業を進めている他、熊本地震からの創造的復興のシンボルでもある熊本国際空港の運営事業にも参画しているという。

ホテル「五島リトリート ray(レイ)」の所在地は長崎県五島市上崎山町2877(鐙瀬地区)、交通は五島つばき空港より車で10分、福江港より車で15分。
敷地面積は1万4,958㎡、延床面積は2,846.92㎡。
階数は地上3階。
部屋数は26室(全室オーシャンフロント、露天風呂付き)。
付帯施設はレストラン、スパ。