【ニュース】 SHKライングループ、H.I.S中国と協働し、中国ECサイトによる地方特産品の販売支援事業を開始 山口県山口市

2021.08.12
新日本海フェリー株式会社(大阪市北区、入谷泰生社長)などで構成するSHKライングループはこのほど、同グループの商社部門を担う新協和商事株式会社(大阪市北区)がH.I.S中国(H.I.Sの中国現地法人)と協働し、中国ECサイトによる地方特産品の販売支援事業を開始したと発表した。

第1弾では、山口県の特産品11品目をH.I.S中国が運営するECサイトで2021年6月より試験的に掲載、一部の掘り出し物好きな中国消費者の関心を集め、地道ながら着実なブランド浸透が図れているという。

同取り組みでは、H.I.S中国が昨年5月に開設した徴信
(WeChat)サイト「日貨小舗」のトップページのバナーエリアに2021年6月、「山口県物産展覧」を表示し、みかんジュースや高級醤油など、山口県の特産品紹介ページに展開。

中国のECサイトには、中国の消費者に人気も評価も高い日本製の食品や飲料が多数掲載されているが、購買に繋がっているのは大手メーカー等が製造販売している、いわゆる「有名銘柄」が大半を占めており、特色豊かで良質な「地方特産品」は、一昨年までのインバウンド効果もあり、一部は知名度が向上しているものの、その殆どが膨大な商品情報量の中に埋没してしまっているのが実態だという。

H.I.S中国の「日貨小舗」は日本製品に特化した物販サイトで、新型コロナ感染拡大の影響で日本への渡航ができない中国人旅行者を中心とした会員向けに、日本製品のネット販売を行っている。
新協和商事では、試験運用の好結果を踏まえ、今後は全国各地の特産品を幅広く取り扱うため、8月より広く各道府県に本格的に働きかけていくとしている。