【ニュース】 NTTドコモ、「姫路ウォーカブル協議会」に参画、日本初の「5Gを活用した自律走行ロボットの公道実証」を開始 兵庫県姫路市

2021.07.14
株式会社NTTドコモ(東京都千代田区、井伊基之社長)は7月13日、株式会社ZMP(東京都文京区、谷口恒社長)が幹事企業となって設立した「姫路ウォーカブル協議会」(兵庫県姫路市)に参画した。

同協議会は、ZMPが提供する自動運転歩行速ロボットなど会員企業の技術・アセットを活用し、姫路市でウォーカブル(居心地が良く歩きたくなる)なまちづくりを実現することを目的に設立された団体。

NTTドコモは、同協議会の取り組みで、5GやXR技術を提供することで、ZMPの自動運転歩行速ロボットの運用高度化や、ウェアラブルタイプのXRデバイスを活用した新たな観光サービスの創出などを実現、同市のウォーカブルなまちづくりに貢献するという。

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また、NTTドコモとZMPは7月13日、自動運転歩行速ロボットと5Gを組み合わせた新たなロボットビジネスの創出に向けた基本合意書を締結。

第1弾では、同協議会の取り組みの中で、ZMPの自動運転一人乗りロボ「RakuRo®(ラクロ)」を5Gで制御し、公道での自律走行を実施する実証試験を開始する。
同実証実験は、5Gにより、自動運転ロボットの公道での遠隔監視型自律走行を実現する日本初の取り組み。
5Gの特長となっている「高速・大容量」「低遅延」通信を活用することで、「ラクロ」の前後左右合計4つのカメラ映像やセンサーによる周囲の障害物情報等をリアルタイムに遠隔管理者へ伝送し、公道での安全な自動運転ロボットの運用を実現するという。
「ラクロ」とXRデバイスを活用し、姫路城での臨場感のある新たな観光体験や、姫路エリアでの移動支援サービスなど5Gを活用したさまざまな実証を行う予定。