【ニュース】 泉佐野市とNEC、観光地域づくりに関する連携協定を締結、第1弾では観光情報配信とシェアサイクルによる実証実験を実施 大阪府泉佐野市

2021.07.12
泉佐野市(千代松大耕市長)と日本電気株式会社(東京都港区、森田隆之社長)は7月9日、観光分野での行動データの利活用による地域観光の活性化を目的に、持続可能な新しい観光地域づくりに関する連携協定を締結した。

この第1弾として、シェアサイクルとその位置情報を基に「おすすめ観光情報」をスマートフォンに配信する機能を組み合わせ、これらにより得られた属性・行動データから、観光の課題解決を図る観光サービスの実証実験を実施する。

同実証実験では、将来的なインバウンドへの活用も見据え、株式会社オーシャンブルースマート(東京都板橋区、小竹海渡代表)のシェアサイクルノウハウや、NECソリューションイノベータ株式会社(東京都江東区、杉山清社長)のデータ分析技術を活かし、観光での「便利・快適・楽しさ」を提供するサービスを展開。
同サービスから得られた観光客の属性や行動データを活用する仕組みを構築し、観光リピート化・ファン拡大・施策改善に向けて取り組む。

具体的には同市内の観光客を対象に、シェアサイクルとその位置情報や本人申告による年齢情報などを参考に、おすすめ観光情報をスマートフォンに配信する機能を組み合わせた観光サービスを提供。
オーシャンブルースマートのシェアサイクル「PiPPA」の駐輪ポートを同市内に4ヶ所設置する予定で、今年7月から順次サービスの提供を開始する。
PiPPA IDを取得してシェアサイクルを利用する観光客向けの観光情報配信については、今年度は関係者を対象に実証実験を行い、来年度以降、まずは利用規約に同意した国内の一般利用者に向けたサービス提供を開始する予定だという。