【ニュース】 三井不動産など、「未来医療国際拠点」で「産学医連携ベンチャーエコシステム」の運営事業者に決定、基本合意書を締結 大阪府大阪市

2021.05.20
三井不動産株式会社(東京都中央区、菰田正信社長)は、2024年春のオープンを目指す先端医療の研究拠点「未来医療国際拠点」(大阪市北区)で「産学医連携ベンチャーエコシステム」の運営事業者に決定、基本合意書を締結した。
これを受け、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(東京都中央区、岡野栄之理事長)とともに、大阪でのエコシステム構築支援を進めていく。

「未来医療国際拠点」は、最先端の「未来医療」の産業化の推進と、その提供による国際貢献に寄与することをコンセプトに、未来医療推進機構(大阪市北区、渡辺真一郎理事長)が全体運営する予定の施設。
再生医療をはじめとするゲノム医療やAI診断などの最先端医療を提供する医療機関と、その開発に取組む企業、ベンチャー、支援機関が集積する全国初の拠点を目指す。

三井不動産とライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパンにとって、同施設は2020年9月の本町に続き、大阪で2か所目の拠点となる。
関西圏、特に大阪都心部における賃貸ウェットラボは、ライフサイエンス系ベンチャー企業や大企業の新規事業開発部門などから高いニーズがあったという。

今回の同事業で、三井不動産は、大阪都心部で初となる「賃貸ウェットラボ」「コミュニケーションラウンジ」「スタートアップ向けオフィス」が一体となった施設を提案。
ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパンが提供する交流プラットフォーム構築という「ソフト」と、最先端のラボ&オフィス施設という「ハード」が一体となることで、ワンストップでベンチャーエコシステムを構築するとしている。

「未来医療国際拠点」の所在地は大阪市北区中之島4丁目32-12内、交通は京阪中之島線「中之島」駅・「渡辺橋」駅より徒歩5分、大阪メトロ四つ橋線「肥後橋」駅より徒歩10分、JR大阪環状線「福島」駅・JR東西線「新福島」駅より徒歩10分。
敷地面積は8,600㎡、延床面積は約5万7,000㎡。
構造・規模はS造(鉄骨造)・地上17階建。