【ニュース】 弘前市、国指定重要文化財「旧第五十九銀行本店本館」の展示内容を大幅に見直し、リニューアルオープン 青森県弘前市

2021.04.22
弘前市は、国指定重要文化財「旧第五十九銀行本店本館」の展示内容を大幅に見直し、4月17日にリニューアルオープンした。

「旧第五十九銀行本店本館」は、青森県初の銀行「第五十九銀行」の建物として、名匠・堀江佐吉が明治37年に建築。
建物は木造2階建てルネサンス風建築で、左右均等(シンメトリー)に調和よく建てられ、柱等の木材には青森県産の「けやき」を、建具にも青森県産の「ひば」を使用している。

04220900

同館は昭和40年に現在の青森銀行弘前支店の新築により取り壊される予定だったが、市民からの要望を受け、解体せずに現在地に曳家して保存。
「青森銀行記念館」として一般公開してきた。

昭和47年には国の重要文化財に指定。
平成30年に同市が寄贈を受け、今回、外壁漆喰の塗り直しや、空調・照明設備の改修、スロープ設置などの改修を行い、弘前の歴史や近代建築物のガイダンス、堀江佐吉の業績を紹介する展示等のリニューアルを行った。

「旧第五十九銀行本店本館」の所在地は青森県弘前市大字元長町
26番地。
入館料は一般(高校生以上)200円、小・中学生100円など。