【ニュース】 住友商事など、仙台塩釜港内の工業用地でバイオマス専焼火力発電所を着工 宮城県仙台市

2021.04.01
住友商事株式会社(東京都千代田区、兵頭誠之社長)と住友商事東北株式会社(仙台市青葉区、森川勤社長)はこのほど、両社が出資する仙台港バイオマスパワー合同会社を通じ、仙台市宮城野区でバイオマス専焼火力発電所の建設工事に着手した。

同発電所は、仙台塩釜港内(仙台市宮城野区)の工業用地(約3.4ha)に立地。
発電容量は112メガワットで、約26万世帯相当の電力供給が可能だという。

使用するバイオマス燃料には、住友商事が調達する国際的な森林認証制度によって認証を取得した輸入木質ペレットに加え、国内材も積極的に活用する。
総事業費は約900億円で、2025年10月に商業運転を開始する予定。

なお住友商事のバイオマス発電は、100%子会社のサミットエナジー株式会社を通じ、国内3カ所でバイオマス発電所(新潟県糸魚川バイオマス発電所:50メガワット、愛知県半田バイオマス発電所:75メガワット、山形県酒田バイオマス発電所:50メガワット)の開発実績を有しているという。