【ニュース】 JR西日本岡山支社、JA・ヤマト運輸と連携し、在来線普通列車を活用した荷物輸送の実証実験を実施 岡山県高梁市
2021.01.22
西日本旅客鉄道株式会社岡山支社(岡山市北区)は、岡山・備後エリアの地域産品を列車に積載し、運送先で販売を行う荷物輸送を検討、在来線普通列車(定期列車)による実施に向け、安全性の確認を目的とした実証実験を1月29日より実施する。
同取り組みは、晴れの国岡山農業協同組合(岡山県倉敷市、石我均組合長)・ヤマト運輸株式会社(東京都中央区、栗栖利蔵社長)との連携により、定期列車で地域の農産品を運送し、駅ナカ店舗で販売することを検討するもの。
実証実験では、本格導入に先駆け、貨物積載と駅構内運送のオペレーションの安全性、列車内での安全性と乗客の利便性が担保されているかについて確認するという。
実証実験の実施区間は伯備線の普通列車、「備中高梁」駅(岡山県高梁市)→「岡山」駅(岡山市北区)間の定期列車。
対象列車は「備中高梁」駅14時27分発・「岡山」駅15時19分着(対象列車は列車運用上の都合により変更となる可能性あり)。
「備中高梁」駅で対象列車に積載し、「岡山」駅で積み下ろし、列車内客室スペースに積載予定。
実施日は2021年1月29日より(実験内容・回数・終了時期については結果を踏まえて検討)。
なお今回の実証実験では、配送ボックスのみの輸送等で実験を行う。
次回は、地域と連携した農産品輸送および販売の実験を行うとともに、駅での農産品販売ニーズについても調査する予定。