【ニュース】 阪神電気鉄道とビットキー、阪神甲子園球場で関係者を対象に顔認証による入場管理の実証実験を実施 兵庫県西宮市

2021.01.21
阪神電気鉄道株式会社(大阪市福島区、秦雅夫代表)は、株式会社ビットキー(東京都中央区、江尻祐樹・福澤匡規・寳槻昌則代表)と協業し、1月21日~3月下旬(予定)の期間、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で阪神電気鉄道関係者を対象に顔認証による入場管理の実証実験を実施する。

ビットキーはこれまで、自律分散型のデジタルコネクトプラットフォーム「bitkey platform」等を独自開発してきた。
同プラットフォームを基盤に様々な機能を拡張することで、入場管理だけでなく、顔認証による決済や、社内データと顔認証データを掛け合わせた高精度なデジタルマーケティングなど、「顔パス」「手ぶら」「個々の顧客に最適化された情報受信」など、新しい球場体験の実現が期待できるとしている。

阪神甲子園球場では、非接触での入場認証を実現するため、2020年度からチケットに印字されたQRコードを人が端末で読み取る認証方式を導入。
今回の実証実験は、この非接触化への取り組みを更に推し進めるとともに、将来の新しいスタジアムのあり方を検討するというもの。

具体的には、顔認証技術を入場管理に活用することで、入場認証プロセスを簡素化。
待ち時間が軽減されるなど、快適な入退場が期待できるという。

なお、今回の同実証実験は、関係者を対象とした基礎的な内容のもの。
同実証実験の結果を踏まえ、今後更に実証実験の規模・内容を拡大するなどして、実用化の可能性を検討する。