【ニュース】 出光興産、周南市の木質バイオマス材利活用推進協議会に参画、エネルギーの地産地消と林業振興に向け実証実験 山口県周南市
2021.01.18
出光興産株式会社(東京都千代田区、木藤俊一社長)は、周南市が発足した木質バイオマス材利活用推進協議会(2021年1月15日発足)に協議会委員として参画する。
同協議会では、市有林の一部で、早生樹を活用した木質バイオマス材生産の実証等を通じ、参加する関係企業・機関等が協力し、国産材の利用拡大を検討。
早生樹による短期間・低コストのバイオマス生産に加え、森林と消費地の近接立地を生かした運搬費低減も期待する。
また、早生樹への転換により、森林の循環利用と林業の振興にも寄与するという。
同社は、より低炭素なエネルギー供給を目指し、徳山事業所(山口県周南市、山本順三所長)で旧製油所跡地を利用したバイオマス発電所の建設を進めている。
周南コンビナート(山口県周南市)でも今後、バイオマス発電所が新設されるほか、既存の発電設備や石炭ボイラーなど、県内・国内での木質バイオマス材の需要はさらに高まる見通しだという。