2021.01.18
秩父鉄道株式会社（埼玉県熊谷市、大谷隆男社長）は、2021年2月からのSLパレオエクスプレスの運行開始に伴い、SL車内弁当をリニューアルする。

今年は、秩父鉄道沿線レストランの協力のもと、秩父鉄道らしい弁当メニューを開発する「SL弁当開発プロジェクト」の第1弾として、株式会社ノースコーポレーション（さいたま市浦和区、北康信代表）が運営する「ツーリストテーブル 釜の上 秩父うさぎだ食堂」（埼玉県秩父市）とのコラボレーション弁当「SLの車窓を楽しむワンプレートランチ」を販売。
なお弁当の輸送は、急行列車の一部座席を活用した試験的な貨客混載輸送を予定している。

「ツーリストテーブル 釜の上 秩父うさぎだ食堂」は、秩父ファーマーズファクトリーの兎田ワイナリー併設で、酒蔵やチーズ工房、フルーツ農園などを抱える秩父市吉田地域の食文化を、個性的なイタリアンに昇華したレストラン。
秩父産の素材を巧みに組み合わせた逸品料理を味わうことができるという。

今回販売する同弁当の内容は、埼玉武州和牛のロースト-兎田ワイナリーの秩父ルージュとブドウの絞りカスを使った特製ソース-、秩父ホエー豚のわらじかつ イタリア風トマトマリネ添え-兎田ワイナリーの秩父ルージュとバルサミコ酢の特製ダレ-、米「彩のきずな」、さいたまヨーロッパ野菜研究会の彩り野菜、秩父産野菜、秩父おなめのバーニャカウダソース、ビーツ風味のポテトサラダ（メニュー内容は急きょ変更になる場合あり）。

「SLの車窓を楽しむワンプレートランチ」の販売期間は2021年2月13日～当分の間のSL運転日（各日数量限定）。
販売価格は税込1,400円。
予約方法は秩父鉄道ホームページ内WEB予約フォームからの事前予約（当日SL車内で支払い・受渡し）、SL乗車に関しては別途予約が必要。

なお今回は新たな試みとして、急行列車の一部座席に同弁当を積み込み、SL始発駅の「熊谷」駅まで輸送する貨客混載輸送を実施。
輸送に携わったスタッフは、その後SL下り「熊谷」駅～「三峰口」駅間、上り「三峰口」駅～「長瀞」駅間に添乗し、車内の案内をする「ちちてつ案内係」として務め、車内サービスの向上にもつなげるという。