【ニュース】 静岡市の通称「いちご海岸通り」で120年の歴史を誇る「石垣いちご」のいちご狩りがスタート 静岡県静岡市
2021.01.08
静岡市の国道150号、久能山のふもとの通称「いちご海岸通り」ではこのほど、120年の歴史を誇る「石垣いちご」のいちご狩りがスタートした。
「いちご海岸通り」では、徳川家康公を祀る久能山東照宮のふもとに、30以上のいちご農園が並ぶ。
とれたてのイチゴを取り寄せできる農園もあるという。
「石垣いちご」の起源は、久能山東照宮の宮司がアメリカから持ち帰った苗を、東照宮に仕えていた川島常吉が譲り受け、久能山のふもと(久能地区)で栽培したことが始まりとされている。
現在のような温室ハウスの無い時代、温暖な気候と石垣の輻射熱によりいちごが甘く育ち、その栽培方法が広まったことが「石垣いちご」の始まりとなった(諸説あり)。
「石垣いちご」は、久能地区の伝統的な栽培方法で、山の斜面を利用する。
平地に比べ多くの陽があたり、石垣に熱が蓄積されるため、夜間も根が冷えにくく、暖房を使用せずにいちごを栽培することができ、自然の力を活かした環境にやさしい栽培方法だという。
また、石垣での栽培は水はけもよいため、うまみの凝縮されたいちごに育つとしている。
石垣いちごの主力な銘柄は同市発祥の「章姫」。
縦長な果肉や、やわらかな触感と芳醇な甘みが特長だという。
「石垣いちご」のいちご狩りは2021年5月上旬まで。
開催時間は9時~16時、期間中無休(天候・店舗により変動あり)。
開催場所は静岡市駿河区・清水区の国道150号「いちご海岸通り」沿い。
交通は静岡駅北口バスターミナル4番・8番乗り場「しずてつジャストライン」東大谷行きバスで約45分、終点「東大谷」乗り換え、久能山下行き終点「久能山下」。
料金は1月末までが小学生以上2,000円~・2歳~幼稚園1,000円~、2月1日~2月末までが小学生以上1,800円~・2歳~幼稚園
900円~、3月1日~3月末までが小学生以上1,600円~・2歳~幼稚園800円~、4月1日~5月末までが小学生以上1,200円~・2歳~幼稚園600円~。
店舗により、いちご狩りの時間、品種、サービスによって料金が異なる場合あり。
詳細は静岡・久能苺狩り組合HPを要参照。