【ニュース】 三井不動産など3社共同で設立した特別目的会社、「(仮称)福岡市青果市場跡地活用事業」で商業施設を着工、2022年春開業予定 福岡県福岡市

2020.11.16
三井不動産株式会社(東京都中央区、菰田正信社長)・九州電力株式会社(福岡市中央区、池辺和弘社長)・西日本鉄道株式会社(福岡市博多区、倉富純男社長)の3社は11月12日、福岡市博多区青果市場跡地の商業施設開発で起工式を実施した。

同事業は、福岡市が実施した「青果市場跡地活用事業」の事業者公募で三井不動産・九州電力・西日本鉄道の事業コンソーシアムによる提案を経て、3社共同で設立した特別目的会社(博多那珂6開発特定目的会社)が当該跡地を取得し、事業を推進しているもの。
広場空間や商業機能を中核に、福岡・九州の魅力発信、周辺地域の生活の質の向上、開かれた場づくり等を目指し、都市機能の充実に寄与するという。

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計画地は、JR鹿児島本線「竹下」駅から徒歩圏内にあり、計画地内にバスターミナルを新設予定。
広場等の空間では、コンセプトの異なる多彩で多機能な広場(パーク)を敷地全体に計画。
フットサルコートやテニスコート、200ⅿトラックを有するスポーツパーク等、地域の人々をはじめとした多様な人々が集い出会う場を提供する。

商業機能では、ファッション、雑貨、飲食、エンターテインメント施設等、話題性の高い店舗をそろえ、ファミリー層をはじめ、シニア・ヤング層まで幅広い世代が楽しめる、出会いと体験に満ちた新しい施設を目指す。

また、新たな生活様式に対応した施設計画とすることで、福岡市が進める感染症対応シティの取り組みや、安全安心で魅力的なまちづくりにも貢献するという。

さらに防災・環境対応施策では、省エネ効果に優れた高効率機器の採用やエネルギー源の多重化等により、環境負荷低減を図るとともに、災害に強いエネルギーシステムを計画。
施設内に帰宅困難者待機スペースや電気自動車充電ステーションを設置するほか、共用部照明にLEDを採用する等の取り組みも行うとしている。

「(仮称)福岡市青果市場跡地活用事業」計画の所在地は福岡市博多区那珂6丁目351番他(福岡市青果市場跡地)、交通はJR鹿児島本線「竹下」駅より徒歩9分。
敷地面積は約8万6,600㎡。
構造・規模は店舗棟が鉄骨造・地上5階地下1階建、立体駐車場棟が鉄骨造・地上7階建2棟ほか。
延床面積は約20万6,400㎡(立体駐車場棟含む)。
駐車台数は約3,050台。
建築着工は2020年11月、竣工・開業は2022年春(予定)。