【ニュース】 奈良市・TOMOSU・NTT西日本など、「奈良リビングラボ」構築に関する共同実験を開始 奈良県奈良市

2020.11.11
奈良市(仲川元庸市長)・一般社団法人TOMOSU(奈良県奈良市、中島章代表理事)・西日本電信電話株式会社(大阪市中央区、小林充佳社長)の3者は11月10日、「奈良リビングラボ」構築に関する共同実験を開始した。

「リビングラボ」とは、⽣活者とともに、新しい課題設定やプロトタイプの開発・検証を⾏う⼿法。
「ニューノーマル」の創出が求められるコロナ禍にあって、その重要性を増しているという。

⼀⽅で、リビングラボはプロジェクトベースで進められることが多く、持続性をめぐる課題があるほか、企業が社内で検討した仮説を検証するフィールドとして地域を捉えてしまうことで、⽣活者が⽬の前にいるにも関わらず、新たな社会課題の探索機会になりづらいという課題もあったという。

今回の共同実験では、「⼦育て」や「働き⽅」等に関する具体的な社会課題解決プロジェクトの実践を通じ、「奈良リビングラボ」の構築を主題とし、仕組みのあり⽅について検証、知⾒を蓄積する。

「奈良リビングラボ」が⾃律的なものとして機能し、広く地域に波及効果を⽣み出しながら発展していくため、奈良市独⾃の仕掛けとして、これからの時代を読み解く問いや知⾒の集積・発信、⼈の創造性を引き出す「地域に広がる新たなワークスペース」の創出をあわせて実装、新たな価値創出の循環を⽣み出すとしている。

共同実験の期間は2020年11⽉10⽇〜2021年10⽉29⽇。