【ニュース】 九州工業大学とJR九州ステーションホテル小倉、「ナノ構造制御型次世代光触媒」技術によるウィルス対策実証実験をホテルで開始 福岡県北九州市

2020.09.28
国立大学法人九州工業大学(北九州市戸畑区、尾家祐二学長)と
JR九州ステーションホテル小倉株式会社(北九州市小倉北区、黒木俊彦社長)は、コロナ禍における「産学・地域連携」の取組みとして、「地域発の最新技術」を「安全安心なホテル」に活用するための実証実験を開始する。

JR九州ステーションホテル小倉では、新型コロナウィルスの感染拡大防止策と安全安心強化策の具現化・事例化による観光事業への貢献を模索してきた。
一方九州工業大学では、次世代光触媒技術の様々な分野での活用による経済活性化を進めていたという。
両者は今後、両者が拠点としている北九州市からの情報発信により、地域貢献を目指す。

実証実験の対象となる技術は、横野照尚(おうの てるひさ)九州工業大学大学院工学研究院教授による「ナノ構造制御型次世代光触媒技術」。
製品名は「次世代光触媒コーティング剤『Dr.OHNO』」。
日光・室内光におけるウィルス・菌の分解、消・防臭効果及び効果の持続性が特徴だという。

実証実験では、同製品の塗布と効果測定(前後の付着数検査、場所・期間による差異)を行う。
対象箇所はホテル客室、会議室、レストラン(個室)等。