2020.09.04
三井不動産株式会社（東京都中央区、菰田正信社長）は、リファイニング建築®物件（東京都練馬区、1976年築、賃貸住宅）を竣工、期間限定のリファイニング建築®サロンを同物件内に開設し、サロン見学会と竣工見学会を9月15日に同時開催する。

リファイニング建築®は、旧耐震基準の建物を解体することなく新築同等に再生することが可能な建築手法。
建替えの場合と比較し、事業費の低減と事業期間の短縮が可能となる。

今回竣工する同物件では、リファイニング建築®物件として初めて、共用部での「非接触や除菌」によるコロナ対策や、専有部でのリモートワークスペース確保等の商品企画を賃貸住宅に取り入れ、再生したという。

コロナ対策では、エントランスでの除菌ジェル設置、ごみ保管庫等不特定多数の人が触れる可能性のあるドア取手へのアタッチメント設置、エレベーター内ボタン等への除菌シート貼付、各居室の玄関扉への除菌ジェル用のホルダー設置等を実施。

また、従前のバルコニー部分を居室化することにより、リビングにリモートワークスペースとして利用可能な空間を確保、専用のコンセントやダウンライトを設置した。

物件所在地は東京都練馬区氷川台3-27-3、交通は東京メトロ有楽町線・副都心線「氷川台」駅より徒歩3分。
敷地面積は795.35㎡、延床面積は1,143.99㎡。
構造はRC造一部S造。
用途は賃貸住宅（19戸）。

なお、期間限定のリファイニング建築®サロン兼モデルルームの開設期間は2020年9月18日～12月中旬（予定）。
従前と比較した内外装のデザインや設計のポイント等についてパネルで説明するほか、リモートワーク対応の家具を配置したモデルルームを公開、建物調査・補修や耐震補強等、目に見えない改修の内容についてもパネルや模型で説明するとしている。