【ニュース】 大宮駅西口第3-A・D地区第一種市街地再開発事業、東京建物・日本土地建物・大和ハウス工業を参加組合員予定者に決定 埼玉県さいたま市

2020.08.06
大宮駅西口第3-A・D地区市街地再開発準備組合(さいたま市大宮区)は、東京建物株式会社(東京都中央区、野村均社長)・日本土地建物株式会社(東京都千代田区、平松哲郎社長)・大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)を8月4日付で「大宮駅西口第3-A・D地区第一種市街地再開発事業」の参加組合員予定者に決定した。

同地区は、エリアの幹線となっている国道17号線と県道2号線の交差点に位置した施行面積約1.5haの区域。
南東約400ⅿにJR「大宮」駅が位置し、駅から同地区にかけて「DOMショッピングセンター」「そごう大宮店」「大宮アルシェ」などの商業施設、「ソニックシティビル」などの文化・業務施設があり、後背の北西方面には住宅地が広がっているなど多様性溢れる地区となっている。

地区内には狭あい道路が多く、老朽化した木造建物が密集しており、また緑地などのオープンスペースが不足していること、五差路の交差点があることなどで、防災性の問題、交通環境などの課題を抱えていた。

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こうした課題の改善を図るため、平成25年3月、地元権利者が大宮駅西口第3-A・D地区市街地再開発準備組合を設立、まちづくりの実現に向けた検討を重ねてきた。
今後は、準備組合と参加組合員予定者の東京建物・日本土地建物・大和ハウス工業とが協力し、再開発計画を推進する。
同事業により、同地区外周道路の拡幅とともに、質の高い住環境・みどり豊かな憩いの空間などを創出、魅力ある商業系施設・業務系施設を導入することで、同地区を含む周辺エリアの都市の魅力向上を促進するとともに、地域交流の場の整備を図るという。

交通環境・防災性の向上では、道路拡幅と五差路解消により、交通環境の改善を図るほか、道路拡幅に合わせて歩道と歩道状空地を整備することで、良好な歩行空間も形成。
建物の不燃化、耐震化も行い、災害時に周辺住民が利用できるよう、かまどベンチや集会所の整備なども行う。

また、歩行空間に沿って店舗を整備することで、にぎわいと回遊性のあるまちづくりを目指す。
合わせて、都市型住宅の整備によって夜間人口を増加させ、快適で利便性の高い就業空間を備えたオフィスを整備することにより、昼間人口も増加させるという。

「大宮駅西口第3-A・D地区第一種市街地再開発事業」の所在地はさいたま市大宮区桜木町2丁目の一部。
施行区域面積は約1.5ha、建築敷地面積は約9,500㎡、延床面積は約8万5,000㎡。
主要用途は商業・業務・住宅・駐車場。
住宅の予定戸数は約230戸。