【ニュース】 セコムなど3社、飲料とベビー用紙おむつの小パックが購入できる自動販売機を道の駅「なみえ」「伊達の郷 りょうぜん」に設置 福島県浪江町

2020.08.04
セコム株式会社(東京都渋谷区、尾関一郎社長)のグループ会社でメディカル事業を手掛けるセコム医療システム株式会社(東京都渋谷区、小松淳社長)、ダイドードリンコ株式会社(大阪市北区、髙松富也社長)、大王製紙株式会社(東京都千代田区、佐光正義社長)の3社は8月1日、子育て世代が紙おむつの心配をすることなく外出できるよう、ベビー用紙おむつの小パック(2枚入り)が購入できる飲料とコラボした自動販売機を、道の駅「なみえ」(福島県浪江町)と道の駅「伊達の郷 りょうぜん」(福島県伊達市)に設置した。

国土交通省は2018年9月、「道の駅」や「高速道路のサービスエリア」での子育て応援の取組方針として、高速道路会社や地方自治体と連携しながら、子育て応援施設の整備を加速すると発表。
同方針では、国が整備した「道の駅」(269カ所)や全国の「高速道路のサービスエリア」(220カ所)を子育て応援の重点整備箇所に指定し、「24時間利用可能なベビーコーナーの設置」「妊婦向け屋根付き優先駐車スペースの確保」「おむつのばら売り」「施設情報の提供」といった機能を整備していくこととしている。

3社は今回、同方針の一つ「おむつのばら売り」を推進するため、子育て世代を応援するための取り組みを共同で開始。
地元行政等の協力のもと、両道の駅に紙おむつ自動販売機を設置した。

紙おむつ自動販売機は、飲料と紙おむつのコラボレーションを実現した自動販売機。
飲料はダイドードリンコのお茶・紅茶飲料、水、スポーツドリンク類、果実野菜飲料などを販売し、紙おむつは大王製紙のベビー用紙おむつ「GOO.N(グ〜ン)2枚入り」(パンツタイプMサイズ・Lサイズ、各240円)と「GOO.N(グ〜ン)肌にやさしいおしりふき70枚入り」(240円)を販売する。
飲料とコラボした自動販売機では、長方形にパッケージされた紙おむつを円柱状に丸める必要があるが、紙おむつ本来の機能を損なわずに、また自動販売機からスムーズに搬出できるような包装形態(特許出願中)を開発したという。
なお、使用済み紙おむつの回収はしない。

今後は、「高速道路のサービスエリア」「道の駅」をはじめ、商業施設・公共施設等に紙おむつ自動販売機の設置を進め、子ども連れでも気軽に外出しやすい環境づくりに貢献、子育て世代を応援していくとしている。