2020.07.20
東急リバブル株式会社（東京都渋谷区、太田陽一社長）は、熊本市中央区新市街で推進中のプロジェクトマネジメント事業で、2020年7月末より本体工事に着手する。

同事業は、合同会社TLS4（SPC）による「（仮称）熊本新市街ホテル･店舗複合開発 新築計画」で、同社がそのプロジェクトマネジメント業務を受託するもの。
同社は開発計画から建築までの一連の工程をマネジメントしている。

同計画地が所在する新市街地区は、熊本市を代表する経済商業拠点「アーケード商店街」と、2019年9月に開業した「桜町地区再開発施設」を結ぶ玄関口に位置。
「（仮称）熊本新市街ホテル･店舗複合開発 新築計画」では、同地区のランドマークとなるような施設開発を目指し、まち全体の魅力向上を推進するとしている。

また同計画は、熊本市が進める「まちなか再生プロジェクト」で第1号案件となる「高さ基準の特例承認」を受け、これまで駐車場としていた土地に、高さ基準となっていた海抜55ⅿを超える地上12階のホテル･店舗複合施設（高さ46.65ⅿ、海抜59.95ⅿ）を建築。
ホテル最上階には、展望露天風呂付スカイスパや復旧が進む熊本城を望む複数の客室を設置、低層部には開放的な商業スペース、建物周囲にはゆとりある公開空地を確保し、賑わいや防災性を高め、熊本地震からの創造的復興の一端を担うとしている。

今後、SPCは、2022年4月末に同物件の竣工引渡を受ける予定。
施工は地元熊本の光進建設株式会社（熊本市東区、井上弘太郎社長）へ委託、ホテルの運営は株式会社カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント（東京都港区、穂積輝明会長兼社長）が行う。

「（仮称）熊本新市街ホテル･店舗複合開発 新築計画」の所在地は熊本市中央区新市街8番5他9筆。
土地面積は2,527.02㎡、延床面積は1万6,441.30㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上12階建。
用途はホテル・店舗。
客室数は380室、付帯施設はレストラン・露天風呂付大浴場等。
竣工は2022年4月末（予定）。