【ニュース】 全国道の駅連絡会など、「令和2年7月豪雨」の被災住民に向け、段ボール製のパーティション「KAMIKABE」計100セットを被害のあった道の駅に緊急提供 熊本県芦北町

2020.07.15
一般社団法人全国道の駅連絡会(東京都江東区、石井裕会長)は、一般社団法人群馬県建設業協会(群馬県前橋市、青柳剛会長)・全国建設業協同組合連合会(東京都中央区、青柳剛会長)の協力支援のもと、今月発生した「令和2年7月豪雨」によって避難生活をしている住民に向け、段ボール製のパーティション「KAMIKABE(かみかべ)」計100セットを、被害のあった熊本県芦北町などの道の駅(市町村)に緊急提供する。

製品は7月15日に出荷し、順次、現地に搬入する予定。
これにより、新型コロナウイルス感染症防止としての「3密対策」やプライバシーの確保、ストレス軽減等に貢献するとしている。

全国の道の駅は、これまでも自然災害が発生した際、国や自治体、道の駅間との連携を図りながら、防災・復旧拠点として地域に貢献してきた。
コロナ禍でも、地域経済を支える生活拠点として重要な役割を果たしているという。

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今回の同取り組みは、自然災害時、とくに集中豪雨による災害対応で「地域を守る活動」を展開している群馬県建設業協会と全国建設業協同組合連合会の協力支援を得て、自然災害時での道の駅の感染症対策を図るもの。

今回提供する「KAMIKABE」は、今年6月に群馬県建設業協会が自然災害と感染症の同時対策に備えて製品化した段ボール製パーティション。
建設業の「ものづくりネットワーク」を活用し、デザインや構造、使い勝手に配慮した。
主な仕様は、厚さ3mmの段ボール製で、標準サイズは1辺2.1mの正方形、高さは1.5m。
屏風構造とリブにより丈夫な壁を構築、リブにはハンガーやクリップ・照明・扇風機などを付けることもでき、プライベートな空間を自在にアレンジすることが可能となっている。
約20分で組み立てることができ、スペース変更も容易にできるなど、実用性やデザイン性にも優れており、新型コロナ対策を踏まえ、一般社団法人避難所・避難生活学会が推奨するスペース基準を満たしているという。
通常販売価格は1万1,000円(税別・送料別)。

緊急支援先と支援個数は、道の駅「おおむた」(福岡県大牟田市、17セット)、道の駅「みなまた」(熊本県水俣市、17セット)、道の駅「たのうら」「大野温泉」「芦北でこぽん」(熊本県芦北町、52セット)、「たるみず」「たるみずはまびら」(鹿児島県垂水市、14セット)。