【ニュース】 京阪電気鉄道、3000系車両全編成の6号車に新造した「プレミアムカー」を組み入れ、2021年1月より運転を開始予定 大阪府大阪市

2020.05.13
京阪電気鉄道株式会社(大阪市中央区、中野道夫社長)は、3000系車両全編成(8両×6編成)の6号車に新造した「プレミアムカー」を組み入れ、2021年1月(予定)より運転を開始する。
これにより、昼間時には原則として全ての特急列車で「プレミアムカー」のサービスを提供する。

また、運転本数の拡大に伴い、ホーム上でプレミアムカー券やライナー券の購入を可能とするため、キャッシュレスの座席指定券発売機を設置。
クレジットカード、PiTaPaなどの交通系ICカードのほか、QR決済など多種多様な購入方法を可能にするという。

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「プレミアムカー」は、2017年8月20日にサービスを開始した京阪電車初の座席指定特別車両。
特急車両8000系の6号車(京都側から6両目)に1両を組み入れて運転しており、乗車券とは別にプレミアムカー料金が必要となる。
車内では、リクライニングシートを2列+1列の3列で配置。
車内設備には大型テーブルやラゲッジスペース、コンセントなどを設置、専属アテンダントによるサービスも提供している。

今回新造する3000系「プレミアムカー」は、原則として8000系「プレミアムカー」の機能とデザインコンセプトを踏襲。
出入口扉を3000系一般車両と共通の両開き構造とし、全座席の側窓形状を統一する。
座席については、配置の最適化により、前後間隔を拡大(8000系の1,020mmから3000系では1,040mmへ)。
また、両端部の壁とエントランス部のガラス仕切り壁の構造を見直し、従来、壁面テーブルまたはインアームテーブルを設置していた座席にも大型テーブルを設置する(一部座席除く)。