【ニュース】 サムライズ、閉鎖中の簡易個室型宿泊施設を医療従事者向けの施設として貸し出し、休憩・仮眠の場を安価で提供 東京都墨田区

2020.04.20
旅館施設や民泊施設の管理・運営を手掛ける株式会社サムライズ(東京都渋谷区、藤井善英代表)は、ネットカフェ難民支援を目的とした宿泊施設の開放に続き、閉鎖中の宿泊施設を医療従事者向けの施設として貸し出す取り組みを開始する。

新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、医療従事者への負担が増大、自宅に帰宅せず車中で寝泊りしているケースもあるという。
同社ではこうした状況を鑑み、医療従事者に少しでも休憩・仮眠をしてもらうため、閉鎖中の宿泊施設を安価で提供する。

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費用は1ベッド1日あたり700円~800円、建物1棟での貸し出しが前提となる。
貸し出し対象施設のうち、墨田区吾妻橋施設の最大収容人員は、ベッド数10×700円、1棟1日7,000円。
品川区西大井施設の最大収容人員は、ベッド数8×800円、1棟1日6,400円。

何れの施設も、簡易個室型のベッドタイプとなるため、隣室と完全な間仕切りは無く、消毒液(次亜塩素酸水)などは設置するが、施設の構造上、隣室との完全な間仕切りは無いとしている。
貸出期間中の入室・退出の制限は無し。
他の医療機関従事者同士の接触を避けるため、原則として建物1棟を同一機関へ提供する。
また、清掃やリネン交換は原則として行わないが、場合によっては別途費用で応相談としている。
期間は1ヶ月程度を想定(応相談)、その他施設でも開放を検討中だという。